売上を上げる売り場作りの手法 POP編②書き方
こんにちは、VMD中村雷太です。
以前こういった経験がありました、とある通販専門のアパレルメーカーさんから、リアル店舗であるPOPUPショップの売り場作りの依頼がありました。リアル店舗の運営経験がないメーカーさんなので、プライスPOPなどが無くイメージポスターやカタログをアクリルPOPスタンドに挟んであるものだけでした。
やはり、当初は売上が低迷してしまいましたがPOPを付けた途端に売り上げが上がり始めました。あらためてPOPの重要性を再認識しました。
■プライスPOP
代表的なPOPといえばやはりプライスPOPですよね、これが無いといちいち商品を手に取ってラベルなどを見なければならないので、面倒くさがりスルーされてしまう確率が高まります。実際、先述のPOPUPショップお客様から「これいくら??」という質問が多く、スタッフもタグを探している間にお客様が帰ってしまったことが多かったのです。
とはいえ、すべてのショップでプラスPOPが付けられている訳ではありません。高級品を扱うところは「わざわざ店員がプライスを見てお客様に伝える」こともサービスの一つであり付加価値です。
■商品情報を伝えるPOP
一番知りたいのがこの「商品情報を伝える言い回しやまとめ方」ではないでしょうか。商品の使い方や効能などの情報はたくさん書けば良いというものではありません、情報が多くなると文字が小さくなり読む気になりません。
文字数の目安は商品によって変わります、一瞬しか見ないものもあればじっと見つめるものもありますが、日用品は一瞬しか見ないので文字数は少なく、時計やジュエリーなどじっくり見るものは長めでも大丈夫です。一列15文字くらい総文字数は50文字以内が良いと人間工学的に言われています。
●言い回し、コピーの作り方
まずは、その商品にまつわる情報をいくつか書き出すのですが、以下の質問を基準にすると良いでしょう。
新しく売り出す柚子胡椒を例にとってみます。
〇この商品は何が特徴なのか? 例・・・添加物や保存料なし
〇この商品のおススメの使い方は? 例・・・冷奴やざるうどんにも合う
〇この商品にまつわる特別な数字は? 例・・・一週間で100個売れてます
〇まだ知られていない使い方は? 例・・・餃子やステーキにも合う
〇誰がおススメしているのか? 例・・・著名人〇〇さんおススメ
〇五感を刺激する言い回しは? 例・・・爽やかさとピリリとした刺激
〇希少価値を高める言い回しは? 例・・・〇〇地区限定販売
など、いくつか書き出しますが全て記入すると長すぎるので優先順位が高いものを選び、まとめます。
①〇〇さんおススメ・・・・有名人の「権威」*1
②一週間で100個・・・・他者からの「社会的証明」*2
③〇〇地区限定・・・・ここにしかない「希少性」*3
出来上がったのがこれ
■まとめ
POPの言い回しによってお客様の購買意欲を向上させることが出来ますが、伝わらなくては意味がありません。POPをつける商品をお客様が見ている時間を考えて文字数を決め、キャッチコピーの全てを書き込むのではなく優先順位を決めてまとめましょう。
伝わるPOP作りはこれだけで終わりではありません。フォントや全体的なデザインが美しくなければ読んでもらえません。次回はデザインやルールについて解説いたします。
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