売り場作り ディスプレイセミナー開催しました
■販売スタッフ向けのディスプレイセミナー
私たちVMDはオープンや改装の時には必ず店舗に入り、レイアウトや陳列、POP作り、ディスプレイなどをして魅力的な売り場作りをします。
しかし、オープン日からは現場にいる店舗スタッフに売り場の管理は任されることになりますが、日々商品や商品量が変わり売り場は崩れてしまいがちです。
では、どうしたら魅力的な売り場が維持できるのでしょうか?
■VMDは人間力
結局は売り場にいるスタッフの能力に頼るしかありません。
私がアパレルメーカーに勤めはじめた頃は、「販売スタッフは販売に専念させたい」という店舗が多く、我々VMDが毎月一度か二度巡回して売り場作りをしていました。
しかし、経費がかさみ費用対効果が悪くその制度はなくなりました。
毎週サンプル店舗(主に基幹店)で実施した内容をFAXやメールで配信し、「このとおりにやってねー」と連絡して売り場の維持に努めていましたが・・・・
やったこともないディスプレイを写真だけ送られてきても出来ません。また、店舗によって商品内容や店の大きさ、マネキンの種類、ディスプレイスペースの大きさなど違うので結局は現場にいるスタッフの力量に頼るしかないのです。
■内定者向けセミナー
社内公募でセミナー受講希望者を募ったところ、10名程度で開催する予定が16名の参加希望者があり、3チームに分かれてディスプレイを作ることになりました。
まずは、テーマ設定やコーディネートのコツの座学を実施。みんな真剣に聞いていました。
そして、マネキンへの服の着せ方や注意事項を説明しました。よく見かけるのですが、マネキンの腕や上半身をはずしたあと、床に置く人がいますがやってはいけません。
マネキンはFRPというプラスチック素材で出来ており、服を着せたり脱がせたりして擦れると静電気が発生しホコリやごみが付着してしまうからです。
■テーマ設定
以前のブログ「ディスプレイの作り方」でも説明しましたが、ディスプレイにはテーマが無いとお客様に伝わりません、まずはテーマ設定から始めましょう。
テーマにあったコーディネートを考えています。着せ付けもマネキンの腕の付け根に服が咬まないように気を付けてくれていました。
想いは伝わったようです。
■ディスプレイ完成
チームA
テーマは「夏のリゾート、ビーチサイドファッション」赤をキーカラーにしたようです。
チームB
テーマは「サマードライブ」ひまわりと車のナンバープレートを演出小物に選んだところがいいですね。
チームC
テーマは「夏の糸島ドライブ in summer」夏が二回出てきてますね。笑
コーディネートが光ってますね。
■最後に記念撮影
今回はディスプレイの6要素のうち、「構成」はそれだけで1時間以上の訓練がいるので出来ませんでしたが、まだ働いてもいないのにここまで出来れば上出来ではないでしょうか。
今度は「シンメトリー構成」「リピート構成」「三角構成」を学んでほしいものです。
ディスプレイセミナーのご依頼は
までお願いします。