売り場作り ディスプレイの作り方③
■ディスプレイの作り方③
こんにちは、VMD中村雷太です。
前回までにディスプレイの6要素のうち5つを紹介しましたが、今日は最後のひとつ
「構成」について説明いたします。
■ディスプレイにおける3つの基本構成
ディスプレイを作るさいに覚えておきたい構成方法は大きく、①シンメトリー ②リピート ③トライアングル の3つにわけられます。
これらを組み合わせることにより、ディスプレイの幅が広がりますので、是非覚えましょう。
①シンメトリー(左右対象)
ディスプレイの構成を左右対象に配置する構成方法です。人間は左右対象を美しいと感じます、多くの歴史的建築物が左右対象に作られています。
タージマハル
ディスプレイの例だと以下のような構成になります。
中心のタペストリーを中心に左右対象の構成で、比較的簡単な構成方法です。
②リピート(繰り返し)
ディスプレイをリズムよく、均等に配置する方法です。同じ色で型違い、同じ型で色違いなどを表現する際に効果的です。
注意点としては、ディスプレイの塊の形やマネキンの形はなるべく同じものにしたほうが、美しくなります。
リピート配置されたマネキン、同じポーズで型違いや色違いをアピール。
③トライアングル(三角構成)
ディスプレイの塊を三角形になるように、配置する構成です。
諸説ありますが*1人は三角形を好みます。
三角構成の注意点は、横から見ても上から見ても三角形になるように配置するという事です。
こちらは以前、生徒さんにしていただいたディスプレイですが、うまく三角形になっていません。
修正後がこちら
横からみても・・
上からみても三角形の構成です。
三角構成は、結構練習が必要なので身近にあるもの(瓶や箱など)で練習してください。
■まとめ
人はある一定のリズムとバランスを好みます。黄金比(1:1.618)などがその典型です。
よって、これらの法則を理解してディスプレイすると人が注目する確率があがります。
次回はこの構成を組み合わせる方法を説明いたします。
次の記事 https://aisleinter.hatenablog.com/entry/2019/05/24/103000
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*1:山を見ているから、木の形が三角だから、重力があるからetc