スイングスペース 売場に変化を与える場所
こんにちは、VMD中村雷太です。
■VMDってなに?第二弾
みなさんも、日々VMDを体験している場所、コンビニエンスストア。
前回は、まずお店に入りやすくする心理学を応用したVMDテクニックを紹介しました、今回はお店に入ってすぐにある場所「スイングスペース」の紹介です。
■スイングスペースとは?
スイング=振る、動く、一定しない スペース=場所
つまり「変化する場所」のことで、コンビニでいえば、入ってすぐのこの場所のことです。
何故そのような場所を作るのか?
答えは簡単「お客様を飽きさせないため」です。
人間って飽きっぽいんです、変化を好みます。
新商品プロモーションしたり、協賛映画と連動させて変化させています、夏は花火や虫除けを展開したりしています。
■スイングスペースはスーパーにも
スイングスペースを取り入れている代表的な業態が、スーパーマーケット。
大半のスーパーがメイン入口から野菜コーナーから始まります。
お客様が入口から入ってきた時に、まず目に入ってくるのが
「野菜や果物の、新鮮さや鮮やかな色」です。
これを見ることによりお客様は「色や鮮度」により「購買意欲」が高まります。
また、野菜や果物というアイテムにより、「季節感」や「旬の品揃え」を見せることで、毎日来ても飽きられにくくしています。
■様々な売り場で設定されているスイングスペース
コンビニやスーパー以外にも、インテリアショップやショッピングモールなどでもスイングスペースは存在しています。
↑夏のインテリア提案のスイングスペース
↑バレンタインやピクニック提案をしているスイングスペース。
物販だけでなく、飲食店は日替わりメニューや夏限定、冬限定メニューなどを作ることで飽きられないような取り組みをしていますよね。
■まとめ
つまり、スイングスペースの役割とは・・・
「お客様に飽きられないよう変化させて新鮮さを演出する場所」
をつくり、再来店 リピーターを増やす役割があります。
近年、小売店は「競合の増加」「販売チャネルの多様化」「人口減少」などの原因から新規客を常に増えし続けることは困難になっています。
リピーターを増やすことで客数減に対応しましょう。スイングスペース、是非取り入れてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。